ナヨナヨ通信大学日記

日本女子大学通信教育課程に入学したマヨネーズ。友達はまだない。

スクーリング 住居製図

まさかのオンライン製図
できるのか……!?という不安を他所に普通にできました。

 

 

○用意するもの
・教科書『名作住宅で学ぶ建築製図』(藤木庸介編著)
・平面定規(T字でもいいが使っていくうちに手ぶれが尾を引くことになる)
・勾配定規(三角定規でもなんとかなるけどやっぱりあったほうがいい)
・A2ケント紙
・テンプレート
・三角スケール(1/50、1/100が必要)
・色鉛筆

 

この平面定規というものが曲者で、重いわデカいわで非常に広いスペースを必要としてきます。
そのためそんじょそこらのお洒落なデスクではPCと一緒に置くことができません。学習机でなんとか収められる程度でしょうか?

ZOOMで伺い見た他の人の様子を見る限り、和室などの卓を使用している方が多かったです。


また教科書ですが、生協から取り寄せるよりもAmazonのほうが手数料が掛かりません。私はメルカリで購入しました。
また、途中教科書の名作住宅の断面を塗って構造を把握するパートがあるため、もし使用後の教科書を売る予定があるならば、色鉛筆については消すのが容易なものを選ぶと良いかもしれません。

 

 


○授業内容
6日×4時間程度の授業で、一般住宅の平面図、断面図、立面図を作図していきます。


1日目:平行定規と三角スケールを使った線の引き方
2日目:名作住宅「白の家(篠原一男)」「自邸(前川國男)」の読み解き/平面図作図
3日目:名作住宅「軽井沢の山荘(吉村順三)」「ヴィラ・クゥクゥ(吉村隆三)」の読み解き/平面図作図
4日目:平面図作図
5日目:断面図作図
6日目:立面図作図

 

平面図は写真で、断面図立面図は送付により提出しました。

 

作図がメインとなるわけですが、3班にグループ分けし、ZOOMのブレイクアウトルームで先生に適宜質問しながら淡々と製図していく流れになります。
通常のスクーリングならば班で雑談をしながら藹々とするようですが、個人的にはこちらの静かな雰囲気の方が好みでした。

 

多くの人の質問を側聞きしたところ、線の太さについての質問が多かった印象を受けます。
通常平面図や断面図では、家の模型をスッパリと切った時の柱や壁の切り取り口を描画するとき太い線を使い、他の設置家具やドアの軌道は普通の実線で描きます。
しかし立面図においては太線は地面の線のみとなります。家ごと切り取ってないために当然なんですけど、やってるときは慣れない作業で知能レベルが下がってるので意外と気が回らないものです。
平面図、断面図、立面図のどことどこが対応しているのかを頭で処理する必要があるようでした。車の免許試験とかでたまにある「ブロック何個積まれているか判定試験」みたいなテストで測れる力ってこういう立体感覚なのかもしれません。

 

 

 


○授業感想

CADを使わせてくれ
とにかく目が痛くなる!!
2〜4時間真っ白な図面と向き合って定規で根気よく線を書いていくわけですが、もうとにかく目が痛い。
私が作業していた部屋は東向き窓のため真夏の午前はカーテン閉めているんですが、それだと暗いので電気スタンドをつけているんですよね。そのため白色光が白色ケント紙に反射して眩しいのなんの。
終わった後はいつもCADだったら背景グリーンにできるのになぁと考えながら蒸気アイマスクしてました。

 

担当の先生やアシスタントの方々はとてもわかりやすい説明をされていて、画質の悪いパソコンカメラから素人製図を読み解いては的確なアドバイスをくれました。接続やらで慣れない環境でしょうに、ありがたいの一言に尽きます。

 

 

総括して、非常に充実したスクーリングでした。