レポート 色彩学
個人的レポート作成難易度:わりと楽
レポート作成日数:①10日 ②7日
①マンセルシステムとHUE &TONEシステムを特徴を比較しながらまとめる
マンセルシステムの要素である色相、明度、彩度と、そこから派生したH&Tシステムの色調について述べました。
色という各人の視覚によるものを数値化するにあたって、マンセルシステムは色の正確性、HUE TONEは色の印象(明るいとか派手とか)そのものを分類して伝えているとしました。
色彩学演習取ってたので正直そこから流用した感があります。
②色覚異常について錐体細胞の働きという点からの説明、また色覚異常だと判別しにくい問題を挙げ、その改善例を3つ示す。
参考書籍として
『カラーユニバーサルデザイン』(カラーユニバーサルデザイン機構)
『色弱が世界を変える』(伊賀公一)
を使用しました。
田舎図書館なので取り寄せなどしない限りここが限界感あります。
『ギリシャ棺の謎』や『鴉』を参考にしたら楽しかったかもしれません。
色がテーマである以上、モノクロ写真を使うことができず撮影環境にめちゃくちゃ気を使いました。
網膜には赤・緑・青の光刺激を受け取る錐体細胞が分布しているが、色覚異常というのは赤と緑を受け取る細胞が欠損または感度のズレを起こしている状態であり、そのために赤と緑の区別がつきにくいことをいいます。
で、色覚異常だと判別しにくい問題は有名どころでチョーク、表が作りやすいという点でエクセルグラフ、後は色覚が異常じゃなくてもわかりにくいわってことで地下鉄メトロを挙げました。
でもこういうデザインの改善って色覚異常だけのものじゃなくって、より伝えたい情報を伝えやすくするためのものなので、結局は情報を受け取る我々全員に関係する問題なんですよねって結論で〆です。
レポート 衣造形学
個人的レポート難易度:難しい
レポート作成日数:①14日②13日
ワープロ使用不可
は????
この財布すら電子決済の時代に何を言っているのかと思いつつ二度見三度見、ワープロ使用不可の文字は消えることはありませんでした。まじかー
この教科では6つある課題の中から2つ選択してレポートを記述しますが、私は4番目と5番目を選択しました。理由としては課題文が「〜について述べよ」ってふんわりしたものではなかったからです。
なお、帰ってきたレポートへのコメントにはワープロが使われていました。そこは手書きじゃないんかーい。
①「JIS L4005」と「JIS L4004」の概説
成人男子衣料のサイズと成人女子衣料のサイズについての概説です。
そもそも「成人男子」「成人女子」の定義を示すことから始め、それぞれの「サイズの表し方の種類」を体型区分表示、単数表示、範囲表示に分類して言及します。
体型という数値のみではイメージしにくいものを扱うため、教科書などから図を持ってきて貼ると分かりやすいかもしれません。
②衣服の副資材の役割と種類、性能の説明
芯地、裏地、縫い糸、留め具の4つについて説明します。
こちらも教科書やメーカーサイトからの図と表をふんだんに使用しました。
この図表を扱う際に、図表に書いてあるものは全て文章で言及しないと漏れが発生してしまうので注意しなければいけません。
ワープロ使用不可はあり得ないです。
私は一度Wordで下書きをした後図表だけ別紙にして印刷、そしてパッドを見ながらチマチマと清書していきました。
直接ボールペンを握って書くことで、体型という流線的で把握しづらいものに実感を持つ!とかそんなものはなかったです。
デジタルネイティブ世代だからね、そういう感傷めいたものへの受容体ないんですよ。
ちょっとキツい感想になってしまいましたが、無事評価は取れたのでこの話はおしまいです。
レポート インテリア計画論
個人的レポート難易度:中辛
レポート作成日数:①4日②14日
図書館使えないと資料で詰まります。
学習を一気にやりたい場合はあらかじめ必要な資料を揃えた環境を構築する必要があるかもです。
①「住宅内に必要とされる勉強やパソコン作業のための家具と、休憩やくつろぐための家具を選ぶ際に考慮すべき点を〜」
人間工学と動作空間に重きを置いて、家具を選ぶときに何を重視すべきかを簡潔にまとめます。
資料集めから脱線して家具サイトなどを漁っているのが楽しかったです。
寸法をどうこうは購入する時の視点ですが、実際に使った時を想像してみて、素材の耐久性についても述べるべきだったのかなと思います。
また、自分の身体寸法と使用している家具についても検証してあると良いのかもしれません。
②『落水荘』(建築家:フランク・ロイド・ライト)についての全体構成及びインテリアデザインの考察
資料が……資料がない……!
近所の図書館だと「落水荘」の「ら」の字も無かったのでメルカリで資料購入しました。田舎はつらい。
参考資料として
『「落水荘」のすべて』(三沢浩)
『フランク・ロイド・ライト入門』(三沢浩)
を使用。どちらも白黒写真でしたが問題は無かったようです。
外観については不規則的な自然の中にある人工的な水平感の強調、室内からは広い開口部とバルコニーによる視線の誘導、それに伴う自然との視覚的な統合について述べました。
インテリアデザインについてはお部屋全てを考察するのではなく居間空間のみ、または寝室のみなど、ある程度絞って考察に深さを出したほうが良いように感じました。
○○荘って聞くと密室かアリバイか!?って反射で考えてしまいます。
金糸雀荘とか梵貝荘とか紅雨荘とか……○○館に比べるとやはり少なめですね。というよりは○○館が多すぎると考えるべきか。
スクーリング 住居製図
まさかのオンライン製図
できるのか……!?という不安を他所に普通にできました。
○用意するもの
・教科書『名作住宅で学ぶ建築製図』(藤木庸介編著)
・平面定規(T字でもいいが使っていくうちに手ぶれが尾を引くことになる)
・勾配定規(三角定規でもなんとかなるけどやっぱりあったほうがいい)
・A2ケント紙
・テンプレート
・三角スケール(1/50、1/100が必要)
・色鉛筆
この平面定規というものが曲者で、重いわデカいわで非常に広いスペースを必要としてきます。
そのためそんじょそこらのお洒落なデスクではPCと一緒に置くことができません。学習机でなんとか収められる程度でしょうか?
ZOOMで伺い見た他の人の様子を見る限り、和室などの卓を使用している方が多かったです。
また教科書ですが、生協から取り寄せるよりもAmazonのほうが手数料が掛かりません。私はメルカリで購入しました。
また、途中教科書の名作住宅の断面を塗って構造を把握するパートがあるため、もし使用後の教科書を売る予定があるならば、色鉛筆については消すのが容易なものを選ぶと良いかもしれません。
○授業内容
6日×4時間程度の授業で、一般住宅の平面図、断面図、立面図を作図していきます。
1日目:平行定規と三角スケールを使った線の引き方
2日目:名作住宅「白の家(篠原一男)」「自邸(前川國男)」の読み解き/平面図作図
3日目:名作住宅「軽井沢の山荘(吉村順三)」「ヴィラ・クゥクゥ(吉村隆三)」の読み解き/平面図作図
4日目:平面図作図
5日目:断面図作図
6日目:立面図作図
平面図は写真で、断面図立面図は送付により提出しました。
作図がメインとなるわけですが、3班にグループ分けし、ZOOMのブレイクアウトルームで先生に適宜質問しながら淡々と製図していく流れになります。
通常のスクーリングならば班で雑談をしながら藹々とするようですが、個人的にはこちらの静かな雰囲気の方が好みでした。
多くの人の質問を側聞きしたところ、線の太さについての質問が多かった印象を受けます。
通常平面図や断面図では、家の模型をスッパリと切った時の柱や壁の切り取り口を描画するとき太い線を使い、他の設置家具やドアの軌道は普通の実線で描きます。
しかし立面図においては太線は地面の線のみとなります。家ごと切り取ってないために当然なんですけど、やってるときは慣れない作業で知能レベルが下がってるので意外と気が回らないものです。
平面図、断面図、立面図のどことどこが対応しているのかを頭で処理する必要があるようでした。車の免許試験とかでたまにある「ブロック何個積まれているか判定試験」みたいなテストで測れる力ってこういう立体感覚なのかもしれません。
○授業感想
CADを使わせてくれ
とにかく目が痛くなる!!
2〜4時間真っ白な図面と向き合って定規で根気よく線を書いていくわけですが、もうとにかく目が痛い。
私が作業していた部屋は東向き窓のため真夏の午前はカーテン閉めているんですが、それだと暗いので電気スタンドをつけているんですよね。そのため白色光が白色ケント紙に反射して眩しいのなんの。
終わった後はいつもCADだったら背景グリーンにできるのになぁと考えながら蒸気アイマスクしてました。
担当の先生やアシスタントの方々はとてもわかりやすい説明をされていて、画質の悪いパソコンカメラから素人製図を読み解いては的確なアドバイスをくれました。接続やらで慣れない環境でしょうに、ありがたいの一言に尽きます。
総括して、非常に充実したスクーリングでした。
レポート 衣整理学
個人的レポート難易度:ちょい甘口
レポート作成日数:①5日②7日
①「界面活性剤の構造の特徴及び水溶液の性質と、それらが洗浄時にどのように働いて汚れを落とすのか説明しなさい」
課題文全文書いちゃいました。
必修授業にまさしく相応しい課題とテーマだと勝手に感動してます。
誰でも触れたことのある高校理科の範囲かつ、家庭内において不可欠な洗濯の仕組みについて解説する課題です。学習してきた知識と生活の知恵の照合を理論的にするという、家政学の第一歩としてこれ以上のものがあるのか?と感動してしまいます。
そもそも、この課題文そのものがビューティフォーですよね。考えた人絶対頭がいいです。つまり言い換えて「界面活性剤の構造」「界面活性剤水溶液の特徴」「それらの特徴が洗濯においてどのように働くのか」を順次述べろってことです。
何を調べてどのように並べれば良いのかが丁寧にチャート化されていて、そしてレポート書き上がった時には体系化した理解ができています。
もう完璧です。学習のサポートが手厚すぎてガチ恋しちゃう……
レポート作成においても界面活性剤の分子構造や界面に分布する様子の図示が求められるため、ペイントソフトの使用方法やスマホで撮った写真の共有方法などのレポートで必要なツールの使い方を覚えさせてくれるという仕様です。
強いて後悔があるとすれば、述べたいことが多すぎて一つ一つの特徴の説明が簡潔になりすぎてしまったり、触れない話題ができてしまうということです。
2000文字程度とありますが、実際3000文字程度までなら大目に見てくれるのでは?と今なら考えてしまいます。
②保管中の繊維製品が受ける損傷とその防止法についての説明
こちらも何を調べればいいのかが簡潔に課題文に書いてあります。イケメン。全ての「〜〜について述べなさい」系課題は見習ってほしいです。
こちらも損傷を虫やカビ、日光などで出るガスなどに分類し、それぞれ防止法を連ねていきます。
ただ、調べていく際に虫のアップが出てきたりするので苦手な方は気を強く持ってください。
今回の課題はひたすらに課題文に助けられました。
課題提出について
今日は課題提出について書いていきます。
通信課程では一つの教科において平均二種類の課題が出され、そのテーマについて大体二千字程のレポートを書いていきます。
合計四千字程度書かなければならないのかと身構えてしまいますが、調べた物事を並べていくと寧ろ字数が多すぎてしまうこともあります。
形式についてはテンプレートが「提出のすすめ」的なページにあるのでダウンロードしておけば繰り返して使うことができます。
提出のやり方は2つあります。
1つは物理書類での提出。これは通信教育のイメージ通りというか、レポートを印刷なり手書きなりして、それを規定の封筒で大学側に送付して添削してもらうというやり方です。
郵便代がかなり掛かるのでは?と考えてしまいますが、第四種郵便を使うため通常84円のところを15円(重さによる変動あり)で送ることができます。
しかしその為の専用封筒を生協で購入(手数料が高い)しなければであったり、いちいちホチキスで留めて提出用の用紙に書き込んだりしなければならないので面倒なんですよね。
私はプリンターを持っていないので、いちいちコンビニに行ってネットプリントをしなければならないのが面倒でなりませんでした。
反面返却されたレポートに直接添削と注釈がされているので、読み直しやすいという利点はありますが……やはりどうしても次に述べるネット提出に比べると。
2つめの方法はmanabaを利用したネット提出です。
wordによって作成したレポートをdocxファイルとして提出します。それに対するコメントとしての形式で添削をしてもらうことができます。
郵便のように提出→受領へのラグが無いため、レポートの完成がギリギリになったとしても間に合うのが素晴らしいところです。
しかし授業そのものがmanabaに対応していないと使えないのが難点です。
生活芸術学科の場合は建築系の授業がmanaba対応のものが多い印象を受けましたが、必修である衣○○学の提出が尽く非対応なのだけが残念でなりません(2020年)。評価欄あったら星減らしてました。
この不満点については今後ネット提出がメジャーになっていくにつれ改善されていくと予想されるので、今後を楽しみにしています。